1週間、相当悩んだ問題があって、それを個人指導の先生に聞ければこれほど良いことはない。しかし、大半の生徒は家で何をすれば良いのか分からず、さらには家で一人で勉強できないという事実である。このような場合、数学の個人指導は費用的にも大変もったいない。数学の場合、先生の説明は1時間の中で、のべ10分間ほどあればよく(学年にもよるが)、残りの時間は本人の演習時間にあたるからである。
特に1対1の場合、生徒がつっかえた時に先生がすぐ一言助言をしてしまい、その結果生徒は先生に頼ることが増え、全力を出しきれなくなり、先生もまたつい答えを言ってしまうことが多くなり、生徒はよりたよってしまう。結局、先生が全部解いた感じになってしまう。生徒の中には1対1でやらなくてはできないぐらい今は大変だが、そこを何とかしなくてはできない人ができるようにはならないと思う。問題の解答は今の時代しっかりある。解答例と違った生徒の解答を見たり、生徒の解答がどうしていけないのかを見たり、更にはできない時暗算で考えているのがいけないとか、棒暗記で理由を気にしていなかったのがいけないとか、少し助言をする。生徒が解けないで持ってきた問題を予習していない私がいかにして解いているのかを見せて、君も解けるのだと言っている。
学校の教科書はしっかりとした指導者がいれば良い参考書、問題集になる。よってよく私は使う。実際のおおまかな指導例を挙げますと
・学校の進度に全くついていけない人には、学校で今やっている単元に必要な所に遡り、教科書を使い順にやっていく
・学校の授業は何とか分かるという人には、知識の定着をはかるために学校で配られた問題集を学校の進度に沿って進めていく。予備校でも塾でも問題を丁寧に説明し、どんな生徒にも「理解できる」と言っても全く同一の問題でもない限り自分でできるためには「理解できる」程度ではどうにもならない。数学ができるようになるためには、その人の「できるレベル」へ戻り、そこから順にやっていくしかないのである。
・学校の内容は大丈夫で応用力をつけたいという人には、問題集でも少し難しめの所まで時間をかけてじっくり進めていく。生徒を見ていると学校で習ったこと事しかできない人が多い。大変時間はかかるが、型の違うものもじっと待つことにより、問題を基礎事項から自分で考えて解く習慣を持つことである。何分つっかえたら教えるというのではなく、その生徒がこの問題を解くことができるのか、できないのか、またできない時には何が足りないのかを先生が考え、待つときはいくらでも待ち、アドバイスの必要があるときにはすぐ行う。こういった決断をとっさにしなくてはならない。
・予習をしていきたい人にはまず未習の学校の教科書をやり、その後でその人にあった問題集を進めていく。
・学校の進度に関係なく先に進めたい人には、やはりまず教科書で基礎を固めをして、その後で問題集をやっていきます。
最後に私は、
生徒が自分で頑張ろうとし、誰の目も気にせずのびのびと勉強してもらいたい。


