計算の誤りすら自分で直せない人が出つつある。何が正しくて何が誤りなのかを記憶のあるなしで全てを決めているのではないかと思える。当然、全員言い方を変えて指導している。勉強とは基礎事項とその応用であり、生きていく上で重要な事だと思う。応用とは発明などではない、基礎事項をいろいろ頭にめぐらすだけの事である。特に今多いのは、思いこみから1つの事にしか頭がいかない、はまったら最後という人が多い。私は頭をめぐらす練習をさせたい。
中高大学受験に関しては第1志望に通る人もいれば、第2、3志望、いや当初考えていたのとは全く違った学校に行く人、途中でやめていった人、再度受験になった人、推薦で進んでいく人と合格校は例年以上ありましたが、誰がいいかは分かりません。人生で何がいいかは、ずっと先にしか分かりません。ただ、この時一番と思う人が手紙を書いてくれたのだと思います。今年は試験前日まで数学と物理を通える限り毎日通っていた東京都市大付属高の上野君と、合格した後で分かったのですが、高校を中退していたという川原君の手紙を載せます。
私はKMSで高1から卒業までご指導いただきました。この塾で学べたものとして最たるものは、「考える力」であったと考えています。この力は、一朝一夕の努力では決して身につかないものでした。中学生の時は自宅で問題を解き、わからなければわりとすぐに解答を見ていました。解答を書き写していると理解できたと感じ、それ以上考えることはありませんでした。そのためか、例題は解けても全く解いたことがない応用問題には手が出ませんでした。しかし、この問題はKMSで見事に解決されてしまいました。木須先生は各生徒の実力を正確に把握しており、それぞれの実力にあった助言をしてくださいました。しかし、それは解答に直結する助言ではなく、再度考え直すためのヒントでした。解答に行き詰まったらヒントをもらい、さらに考えて、だめだったら別の方向からまた考え直しての繰り返しでした。これをくりかえして自分の力で解くことをくりかえしていくうちに、どんな問題も考えれば解けるという自信が生まれました。この諦めずに考え続ける力が、私が入塾当初から掲げていた第一志望の大学をつかみとることができた大きな要因になったと考えています。
実は、この文章を書いていて、驚いたことがあります。私の文章の内容が、以前にKMSで学んだ他の方が書いた内容と酷似していたのです。別の内容にしようかとも考えましたが、上述した「考える力」こそが、KMSで学ぶことができる本質的な力であると考えたので、敢えてそのままにさせていただきます。
私がKMSで学んだ諦めずに考える力は大学受験だけでなく、この先の人生において困難に立ち向かって行くにあたって必ずや何らかの糧となるであろうことを確信しています。本当にありがとうございました。
上野君 進学先:東京工業大 7類
結果を報告させていただきます。試験の感触ですが数学に関してはベストを出せたと思います。2問半ぐらいは完答できたと思っています。特に大問4!直前に微積をやりまくったおかげでミスせずにできました。2年間、時折ブランクもあったりしましたが、数学のご指導ありがとうございました。
川原君 進学先:東京大学文科一類
最後に40年以上、入試に必要な事を追求していくうちに、現時代も「考える力」を重要視するようになってきた。私は「考える」状態に持っていくだけで、何かいいことを教えるのではない。私とぶつかり戦っていけばできる様になると思い、じっと待つのです。
