
私が医学部を志望した当初から、医学部合格は国公私立を問わず非常に難易度の高いものでした。私自身は学力的に多少の自信はありましたが、思ったようには成績に反映されず、合格通知を得るにはいたりませんでした。そんな時、縁があってこの塾にお世話になることになりました。
毎回の授業や個別指導で自分の弱点をストレートに指摘して頂き、当初はそれが非常に厳しいものに感じられました。しかし、次第にそれらの言葉は励みとなり、弱点を克服することで、やりがいを覚えるようになりました。そして結果的に、志望した大学の医学部に合格することができました。
ここに入塾される方は中学生であれ、高校生であれ、最終的にはそれなりの大学を目指しています。特に医学系・法科系は年々その厳しさを増しつつあり、それなりの学力を修得する必要があります。しかし、自身の努力だけでは難しい場合が多く、自分をより高いレベルへと導いてくれる優れた指導者の存在が不可欠です。
優れた指導者とは、得てして厳しく教えるものです。懇切丁寧な指導がよく見える場合もありますが、甘やかしの温床にもなりかねず、かえって生徒を駄目にしてしまうことがあります。つまり、優れた指導力を持ち、かつ豊富な経験をもった優れた指導者がいる塾を選択する必要があります。
私の経験からすれば、この塾は種々の条件を備えており、選択は間違っていなかったと思います。医学部に入学した現在、この貴重な出会いに幸せを感じている昨今です。

中学生になって間もない頃から様々な塾に通いました。重要科目である数学の塾は4、5件渡り歩きましたが、私にとって勉強は退屈で苦しいものでしかなく、親に言われて仕方なく通うというものでした。そんな私がKMSで数学を学ぶ時間だけは楽しんでいたのです。もちろん、そうなるまでには長く辛い時期があったのですが・・・。
中学でも数学の成績が良かった私は、KMSで自分の根本的な勘違いを思い知らされました。当初の私は、木須先生がよく言われるところの「一分以上考える問題を解けない」状態であり、今から考えるとひどいものでした。学校ではそこそこの成績を修めていたこともあって、先生のおっしゃることに反抗心を抱いたりもしましたが、1年、2年と木須先生の指導下で勉強を重ねるうちに、自然と「諦めず考え抜いて答えを導き出す力」がつき始めてきたのです。これは学校の授業をまじめに聞いても、他の大手塾でも身につかなかった力で、「算数」とは根本的に異なる「数学」には必要な原動力だと確信しています。
KMSと他塾との大きな違いは、解らないからと質問してもすぐには答えてもらえないことです。こんなことを言うと、何と不親切な塾だと思われるかもしれませんが、こうして生徒に考えさせることが必要であって、しかもなかなか出来ないことなのです。暗記すること、時間をかけることがそのまま実力につながる科目なら、この方針では効率が悪いかもしれません。しかし、問題を解くためのプロセスを知識ではないところからひねり出す必要のある数学にこそ最適な方針と言えるでしょう。
現在、私は中学生の家庭教師をしていますが、数学という教科のこのような特長を理解している学生はそれほど多くはないと思います。きつい言い方ですが、受身的な勉強をする学生を、学習法に疎い保護者が引っ張ろうとしているという、ありがちな状態が一因だと言えるかもしれません。
何にせよ、以前の私のように、数学の勉強に時間だけを費やすというのは非常にもったいないことです。そのような学生が、木須先生のような良き指導者のもとで学ぶことを祈るばかりです。
